おみくじ

子どもが図書館で借りてきた本の中に、“おみくじ”を作るというページがあった。
最近、折り紙や工作の本を借りてくる我が子たちだが、借りてきた以上は自宅で成果品を残したいのである。「これを作れ！」「あれを作れ！」と欲求する中で、材料を確認しながら子どもをうまく誘導するのが親の役目である．．．って本当か！？

今日は、割り箸を使った“おみくじ”を作ることにした。

容れ物は、サランラップの芯に蓋つけて穴開けたものだ！！



４本の割り箸に、“だいきち”、“ちゅうきち”、“しょうきち”、“きょう”とパパは書き入れた。




“凶”なんてのは、組み込む必要は無かったのかもしれないが、社会の厳しさを知らしめる機会にもなる。全てがハッピーエンドなんてことは無いぞ！という父親の教えであるのだ。

一応、“大吉”～“凶”の位置づけを伝え、“大吉”が一番、“凶”がビリということだけ伝えた。

三つ子共は楽しそうに遊び始めたのだった。


．．．しかし、どうせなら誰もが“大吉”を引きたい。

そのうち、大吉が出るまで何度も“おみくじ”を振るようになった。
パパも大吉が出るまで、おみくじを引いた経験があるから「さすが俺の子だ！」と感心するばかりであった。

そのうち、大吉が出無いと機嫌が悪くなるようになった。

そのうち、大吉が出無いと怒りだすようになった。

．．．

気付いたらカズがマジック持って割り箸に何か書き込んでいた。


パパが見る度に“大吉”が一本づつ増えていくのだった(；-_-)

カズ．．．さすがだよ、お前は。


『青は藍より出でて藍より青し』