かくれんぼ

三つ子はかくれんぼが苦手である。

連休最終日は、昨日に引き続き生憎の雨。三つ子は時々、鯉のぼりを見ようとするのだが上がってはいない。
ママが「鯉のぼり濡れちゃうからね！」と説明しているが、隣で（お魚が濡れて何が悪い！）と言われたらどう説明すればいいんだろう？と訳のわからないことを考えているパパであった。

妻の実家の姪姉妹も暇を持て余しているらしく、我が家へやってきた。歳の近い帰省中の妹の子（姪っ子）は大喜びだ。三つ子を従えて、ジャングルジムやボールプールで遊んでいる。
そのうち“かくれんぼ”をやることになったらしい。

三つ子にお義母さんも加わり、我が家では“大かくれんぼ大会”が幕を開けた。

三つ子は姪やお義母さんについて所狭しと走り回る。カーテンやソファの陰、布団の中、押入れなど、探してみれば隠れる場所は沢山ある。

．．．しかし．．．

三つ子は隠れていられない！！お義母さんとタクが一緒に隠れていた。姪っ子（オニ）が探しに来たので、お義母さんがタクに向かって、口に人差し指をあて「シーッ！！」とする。
タクはとりあえず真似する。口の近くに手を当て、顔を突き出す。

姪っ子は「タクちゃん何処かなぁ！？」とつぶやく。次の瞬間．．．

物影からタクは飛び出し、顔の両側で両手を広げ「ばぁ！」と叫んでいた。

三つ子は“かくれんぼ”は苦手である．．．．そして、“いないいないばぁ”は大好きである。