たんぽぽ

お散歩のとき、たんぼの畔を見ると、たんぽぽの種子が飛散するばかりだった。
「これは！！」と、そっと取ってショーの前まで持って行き、ふぅーっと息を吹きかけた。種子は思い思いの方向に飛び立ち、風にのって流れて行った。

「おぅーーーーーっ！」

ショーが感嘆の声を漏らした。とても気に入ったらしく、自分にもよこせと言っている。
別のたんぽぽを取ってきて、ショーに渡したが、息を吹きかけるのが難しいようで、種子はなかなか飛び立たない。何度かやっているうちにたまたま息がかかったのか、手が揺れたからか、種子が飛んだ。ショーは大喜びして振り向いた。
ただ、途中から気づいたように、たんぽぽを渡すそばから、たんぽぽを振り回して種子を飛ばしてた(・へ・;;)



タクにもたんぽぽを持たせたが、タクは口を近づけ過ぎて、口の周りが種子だらけになっていた。




三つ子は何度も何度もやりがたり、その度に喜んでくれるので、気がつけばパパは、たんぽぽの種子を見つけては三つ子に届ける『幸せ配達人？』になっていた。