ラムネとショー

ショー。こいつは慎重である。

さて、ラムネ・シリーズ（？）もとうとう３番目までやってまいりました。ショーは、どういった表現が適切かわからないが、おそらく慎重なのである。
献立で初めて出た料理。とりあえずタクはパクつく。そしてカズは「これ食べたら、これあげる」的な誘いに乗って食べる。しかし、ショーは．．．。

自分が食べた時の味が想像つかないもの、まぁ、要は 初めて見るようなものは、基本的になかなか口にしない。特に過去に酷い目にあったというような記憶も無いのだが、一番、食べず嫌いなのはショーだと思われる。
それでも兄弟やパパ・ママが美味しそうに食べれば、恐る恐る少しだけ口にして確かめてから食べ始めるのである。

ただかといって、カズのように肉だけ食べ続けているなど、好きなものだけ食べるか！？と言えばそうでもない。好きなものでも大食いはしない。アイスクリームやケーキなどを与えると、大きな口を開いて何度も何度もせがむカズとタクに比べ、半分以下の口で完全に食べ終わってからじゃないと次を要求しないショー。

先日、ラムネ菓子を買ってもらった。ここでも３者３様であった。

ショーは欲しくなった時に一粒だけ食べて、残りはアンパンマンのリュックに閉まっておく。そのまま忘れている訳では無いのだが、ガツガツ食べるようなことは無い。
忘れていたと思ったら、寝る前に「明日、朝起きたらラムネ一つ食べるね！」と言ってみたり、保育園に向かう途中で「保育園から帰ったら、リュックのラムネ一つ食べていいでしょ？」と確認したりする。

ショーのラムネは１週間経っても半分ほど残っていて、時々、ラムネを振っては「ショーはまだ、ラムネ残っているよ！」と嬉しそうに話している。
もしかすると根っからのコレクターなのかもしれない！？

毎日、一回はラムネを確認しているので、黙ってパパが食べてしまったりすると大変なことになるが、「頂戴！！」と言えば一つはくれるので、素直にもらうことにしている。ただ、食べ終わったカズや失くしてしまったタクが「ショーちゃん、頂戴！」と言っても、その都度快く配っているので、気の毒になって「ショー、カズとタクは食べちゃったんだからあげなくてもいいよ」と制止することもしばしば．．．(´⊆｀*)ゞ

多分、食に対する執着が兄弟の中では一番低いんだろうなぁ．．．

恐らく人生の中で、兄弟に食べ負けている量は、これからも半端無く差がつけられていくと思われる。