そば打ち

今年はオフクロの実家で不幸があったため、恒例の“お餅付き”が無い。
いつもなら門松やしめ縄づくりをしている親父も暇を持て余しているようだ！？そんな訳だからでは無いが、先日、そばづくりを習って来た親父が年越しそばを作ることになった。

季節のイベントを体感させるべく、オフクロがわざわざ三つ子を呼びに来てくれた。何が始まるかわからないが、とにかく面白いことがあるらしい！と彼らは我先にと母屋に向かう。今の隙にと、パパとママは１年間の汚れを落とすべく、窓拭きなどの掃除にとりかかるのだった。

しかし、一つ一つのイベントを記録に残したいパパは窓拭きの途中でカメラ片手に母屋に向かうのだった。

親父がこねている横で、三つ子たちも一丁前にそば粉をこねていた。



彼らにとってはそば粉も粘土も大差なく、日頃から粘土遊びで鍛えたテクニック（？）を駆使して、お団子づくりを楽しんでいるようだった。とりあえず数枚撮影してパパは自宅へ戻る。

今度はママが様子を覗きに出掛ける。三つ子が家に居ても掃除ははかどらないが、居なければはかどるかというとそうではなく、結局はかどらないのだった。
見学に行っていたママが戻ってきて粘土の箱をあさっている。伸ばし棒を３つ持って再び母屋へ

えっ！！(-"-;A ...もしかして．．．

パパが母屋へ向かうと、親父から追い出されたのか（？）さっきまで並んでそばを打っていた場所に子どもたちはおらず、キッチンの床の上で粘土の伸ばし棒を使って一生懸命伸ばしている。

 

「パパ、切るの持ってきて！」と言われ、戻って粘土用の包丁を持ってくる。もちろん念入りに洗ってから。
粘土遊びの大好きな彼らは、そば作りも熱心に取り組んでくれたようで．．．不揃いではありますが、何とか茹でられる状態にまでなったのでした。

「伸ばし棒も念入りに洗ったんだよね！」というパパの問いに「もちろん！！」と自信たっぷりに答えたオフクロでしたが、次の瞬間信じられないことを．．．

「この子達、手ぇ洗って無い！！」

(＞▽＜；； オイオイ、いくら道具を綺麗にしたところで、手洗って無きゃ意味無いじゃん！！

 

「茹でるから殺菌されるよ！」というオフクロの説明には納得しづらかったが、
次の「食べるのはこの子たちだから！」というセリフに妙に安心を覚え、窓拭きに戻るパパなのでした。

オフクロが茹でて、３人の茶碗に投入。
 

初めて自分で作った“おそば”は美味しかったのかなぁ．．．

パパは食べてないからわからないけど．．．r(^ω^*)))