タク

三つ子の中では、一番ジッとしていられないのがタク。
集中力が無いというのか、移り気というのか．．．

絵本とか読み聞かせていても途中で立ちあがっちゃうし、オモチャで遊んでいてもすぐに次のオモチャが気になるし、感情の起伏も激しく、何かを教えようとしてもなかなか最後まで聞いてくれない。

そんなタクも最近、変わってきた気がする。

絵本も気に入ったものに限定されるが最後まで聞いていられるようになったし、“２歳”って二本指を立てられるようになったし、言葉もカズやショーほどじゃないが話すようになった。
そして何より、以前は絶対に出来なかった『はめ込みのオモチャ』で遊べるようになった。
動物や記号のブロックを、立方体のその形にくり抜いた型にはめていくという奴だ！！

カズやショーは随分前から、このオモチャで遊べていた。ショーはブロックを見れば、どの面にそれがあるかをひっくり返しながら探して、迷うことなくはめ込んでいく。色も形も認識しているようだ。
タクは上の面にきている型のブロックを手渡すと、適当にはめ込んでいき、たまたま向きも含めて当たればはめられる程度だったんだが、今は色は認識しているようだし、ブロックがさかさまの場合も「反対」といえば回転させてはめられるようになった。

ただ、（向きがあってて）天地が反対の場合にはクルッと回せるのだが、（逆向きで）左右が反対の場合には持ち上げてひっくり返すことが出来ない。持ち替えるように伝えるのだが、うまく伝わらないようだ！
また絵合わせパズルも同じ絵を選ぶところまでは出来るのだが、左右逆に合わせたり、１枚が裏返ったまま並べたりと細かいこと（？）は気にせず並べていく。

カズやショーはそんなタクを見て、黙っていられず上から目線で直してやろうとするのだが、タク的にはオモチャを取られたと思ってケンカになることもしばしば．．．

でも一番素直で、何をするにも率先してやるのがタクなんだよね！