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初めは妻が基礎体温を記録し、これに合わせて何とか可能性の高い日を選んだ。始めのうちは毎月あるとおもっていた予定日も、気が付けば月に一回しか無いと思うようになり、ついにはその週が近づくだけでドキドキしてくる。
酒を控えたり、風邪薬など薬を控えたり、足を持ち上げたり、枕を挟んだりと...サル知恵ながら試行錯誤した。
そのうちにいよいよ、第三者の力を借りようということになった。最初に妻が通院して、基礎体温を提出。当然ながら私の検査もすることになった。初めて病院に行ったとき、看護婦から採取について「ここで採りますか?次回、持参しますか?」と聞かれ、こんなもん早く終わらせよう!!と思い、
「ここでお願いします。」
というのも検査に当たっては新鮮さが必要である旨が告げられ、採取してから30分程度の提出を求められたが、その病院は我が家からほぼ30分。採取後にダッシュで車に乗り込む自分を想像したくなかったのだ。
で、案内されたのがトイレ。あまり大きな病院ではなく、男性用のトイレは障害者用と兼用になっており、手すりのついた広い個室。勿論、私を助けてくれる小道具は無い。障害者用の公衆トイレで自慰行為をすることになろうとは...。
しかし、今更、後へは引けないし...。仕方なくとりかかることにした。イマジネーションを高めつつ行うのだが、今度は不要な心配が。
看護婦は俺の入室を知っている。トイレから出て提出すれば、この時間が貴方の持ち時間なのね!とわかってしまう。これは早すぎても遅すぎてもいけないぞ!と訳のわからないプレッシャーが俺を襲う。
落ち着いて出来たもんじゃない。しかし、あせりとは裏腹に意外と丁度いい時間(?)で終了することができた気がする。
検査の結果は、「できないほど少ないわけでは無いがどちらかというと少なく、できないほど運動率が低いわけでは無いがどちらかというと弱い」という極めて中途半端な結論が導かれただけだった。