欲張りショーちゃん

カズの熱はようやく下がってきた。昨夜はタクまでもが熱を出し、タクをオヤジ・オフクロ、カズ＆ショーちゃんを俺と妻で一晩中監視するという“聖火ランナー”並の厳戒態勢が敷かれた。オフクロはほとんど寝られなかったらしいが、俺と妻にいたっては気が付いたら２人とも睡魔に討ち死にしていた。

 

しかし、元気なのはショーちゃんだ！！

カズ・タクと次々と発熱していく中で、ショーちゃんだけはキャッキャッしている。しかも病人に対しても容赦なく、いつもの欲張り根性を発揮する。

 

まずおもちゃは人の持っている物は何でも欲しくなる。今まで自分の遊んでいたおもちゃを投げだし、一目散に兄弟のおもちゃに向かっていく。隣の芝生が青く見えるらしい。

次にミルクはお腹が空いていなくても、兄弟にミルクを与えられているのを見掛けると、「腹が減った！」と泣き出す(x。x)゜゜ミルクを与えたところで大抵、50mlも飲みやしない。

離乳食にいたっては、ほとんど噛まずにガツガツ食べるくせに、隣でまだ食べている兄弟のお皿を覗き込んで泣き出す。おせんべいなんかも自分のを食べ終わった後、兄弟の手から食べかけを奪おうとする。

 

そんなショーちゃんが最近、気になっている物、それは薬だ！！

 

カズは風邪薬、タクは痙攣止めと食事の時に薬を飲まされる。ショーちゃんは自分だけ与えられない“何か”が欲しくてしょうがない。泣いたり、手を伸ばしたり、そっと近づいたり．．．とあらゆる手を使って、兄弟の薬をゲットしようとする．．．(^^ゞ

 

いくら何でも、欲しがりすぎだろ！？