ちょっと悲しかったこと

夜のお風呂はパパと三つ子で入るというのは常である。今夜もパパと４人で湯船につかりながら、オモチャで遊んでいた。

ショーが「パパ、家族ごっこしよう！！」と言いだした。

「家族ごっこ？？」

まぁ、要は“おままごと”のことらしい。今時の子供たちは“おままごと”と言わずに“家族ごっこ”と言うのか？、それともこいつらだけか！？とチョット、疑問を感じながらも参加することにした。

カズが「じゃあ、パパはママね！」と、すかさず配役を決定。

「パパはパパでいいよ！」とパパが口を挟むと、それでは“役”にならないからなのか、次の瞬間、カズの口から信じられない言葉が発せられた(ﾉд-｡)

「パパは死んじゃったの！！」

Σ（￣Д￣;）がーんっ!

「えっ！？パパ、死んじゃったの？？何で？」

「．．．わかんないけど．．．いいから、パパは居ないの」

えっ、パパが死んじゃうなんて重要なことなのに、理由とか経緯とか大切なとこじゃないの？？
そんなにどうでもいいことなのか！？いやいや、そもそもパパが居ないなんて設定、お前たちにはありえないだろ！

興奮気味に彼らを問いただそうとしたが、全く意に介していないようすであった。

仕方なく、夫に先立たれた未亡人役を請け負うことにした。

この設定で、どんな家族ごっこが展開されるのか若干、気になったが、お夕飯のカレーを作ったり、公園にドングリを拾いに行くというシナリオで、パパでもママでもどっちでもいいだろ！？と突っ込みたいのを抑えながら付き合うパパなのであった。



子供は時に残酷です．．．(ρ＿；)