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妻の実家には“離れ”があり、そこには子供のオモチャが沢山ある。
お義母さんは学童保育のようなことをやっていた。三つ子の保育園のお迎えをお願いするようになってから、規模は縮小しているようだが現在でも続けており、オモチャも沢山揃っている。姪っ子のお下がりはもちろん、預かる子供たちで遊んで欲しいと新古問わず、頂いたりすることも少なくないようだ。三つ子には宝の山である。
で今、ブームなのがプラレールらしい。
ある日、離れにレールが敷かれ新幹線が3セット走り回っていることに気がついた。
“はやて”、“こまち”そして“ドクターイエロー”を三つ子が追いかけている。いつの間に!?と思っていたら、レールやその他は、壊れたものも含めて沢山揃っていたので、肝心の電車をお義母さんが買ってきてくれたらしい。
「ありがとうございますσ(^_^;)」 値段は聞かずにスルーした。
そういえば車内で見せる救急車両DVDのオープニングで新幹線が走り抜けるシーンがあるが、最近、ショーやタクが「おおーっ!!」と感嘆の声を上げていたのはこのせいらしかった。
まだまだレールが余っていたんで、ここは『パパの腕の見せ所』とコースに手を入れてやることにした。
しかし、もともとどんなレールが何本あるかわからず、適当につなげるので途中で足りなくなったり、どうにも繋がらず行き詰ったりを繰り返す。三つ子も始めはパパの周りをウロウロしていたのだが、全く電車を走らせないので、まずカズが愛想をつかした。
パパは威信を失っていはマズイ!とちょっと焦ってくる。もちろん、三つ子はまだレールを組み立てることは出来ない。パパの側にいることは“カワイイ”ことであっても、“役に立つ”ことではない。つまり邪魔なのである。
「ショー、ちょっとどいて!」
「タク、そこ触らないで!!」
パパに注意される度、ショーとタクの興味も失せていく。
数十分後、ママが顔を出した頃には、一人でレール作りを行っているパパと、別のオモチャで遊んでいる三つ子たちが違う空間で遊んでいた。
ようやく完成したコースに新幹線を走らせる。「やっとかよ!」待ちわびた三つ子たちも戻ってきてくれた。
電車が右へ左へ曲がったり、立体交差しているのを見て喜んでくれた!
やったぁ!どうだ!!パパすごいだろ!
と思ったのもつかの間、あちこちでレールにつまづく三つ子たち。挙句の果てにトンネルを蹴飛ばし、鉄橋を引っ掛け、兄弟で押し合う。電車が来る前に直そうとすればするほど、分解していくタクの姿が視界に入る。
ここまで来れば、横転している新幹線たちを見るのはすぐだった。
パパは諦めて三つ子に声を掛ける。
...そろそろお片付けの時間だね(ρ_;)...